「除湿機って、ずっとつけておくもの?つけていていいの?何時間つけるの?電気代は高いの……実際どうなんだろう?」

これ、買う前に一度は思いますよね。私もまさにそれで、かなり気になりました。こうなると、もう細かく調べるしかないですよね。

結論だけ先に言うと、除湿機の電気代は 「方式」と「使う時間」 でほぼ決まります。そして春から夏の蒸し蒸しした季節に使うなら、基本はコンプレッサー式が一番コスパがいいです。

ちなみに私は、電気代が気になりすぎて、新しい家電を買うとソーラーパネルの瞬間ワット数モニターをチェックするのが日課になっています。「今これ何W使ってるんだろう……」が気になる側の人間です。電源を入れた直後は何ワットで、落ち着いたら何ワットになるのか……。不毛とは言わないでください。そんな視点で、除湿機の電気代をできるだけ分かりやすく整理していきます。

先に答え:1か月の電気代は種類別でこれくらい

細かい計算は後にして、先に答えです。平均的な消費電力で1か月使った場合の電気代の目安は、こうなります(電気代は31円/kWhで計算)。

方式 平均的な消費電力 1日8時間×1か月 24時間つけっぱなし×1か月
コンプレッサー式 約200W 約1,500円 約4,500円
デシカント式 約400W 約3,000円 約8,900円
ハイブリッド式 夏 約200W/冬 約500W 約1,500〜3,700円 約4,500〜11,200円

※あくまで目安です。ご契約の電気料金プラン、使い方(風量・パワー・設定湿度・運転時間)、機種ごとの性能によって変わります。本記事は電気代を31円/kWh(税込)で計算しています。

ざっくり、夏に使うならコンプレッサー式で月1,500〜4,500円。デシカント式はその倍くらい、と覚えておけば大きく外しません。なぜこの差が出るのか、どこまで節約できるのかを、ここから順番に見ていきます。

新しい家電を買うと、つい消費電力をチェックしてしまいます(自宅のワットモニター)
新しい家電を買うと、つい消費電力をチェックしてしまいます(自宅のワットモニター)

なぜこの金額になる?電気代の計算はシンプル

さっきの表の数字は、難しい計算ではありません。電気代は、

消費電力(W) ÷ 1000 × 時間 × 電気単価

で出せます。単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安の31円/kWh(税込)を使いました。※この単価も、補助金や値上げ・値下げ、燃料費調整額などで毎月変わるので、あくまでベース料金です。

1時間あたりにすると、こうなります。

  • コンプレッサー式(130〜400W):約4〜12円/時間
  • デシカント式(290〜500W):約9〜16円/時間

1時間なら数円。でも本当に効いてくるのは、「1日に使う時間 × 日数」で見た1か月の金額です。例えばコンプレッサー式(約200W)を1日8時間×30日で約1,500円、24時間つけっぱなしなら約4,500円。差が出るのは、長く使ったときと、方式を間違えたときの2つだけ。だからこの記事では、その2つを掘り下げていきます。

方式で電気代はこんなに変わる(コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式)

除湿機は主に3種類あります。消費電力は一般的なスペックの目安、料金は31円/kWhで計算した概算です。

コンプレッサー式 得意な季節 梅雨・夏 電気代/h(目安) 安い・約4〜12円 省エネでパワフル。 冬は能力↓・音やや大。 デシカント式 得意な季節 冬・通年 電気代/h(目安) 高め・約9〜16円 低温に強く軽量。 室温が上がりやすい。 ハイブリッド式 得意な季節 通年フル稼働 電気代/h(目安) 中〜高 1年中パワフル。 本体は高価・大型。 家電の買い時ナビ調べ(毎日価格計測)
方式で得意な季節が分かれる。梅雨・夏はコンプレッサー式、冬も使うならデシカント式、通年ならハイブリッド式。
方式 消費電力の目安 1時間あたり 得意な季節
コンプレッサー式 約130〜400W 約4〜12円 夏・梅雨
デシカント式 約290〜500W 約9〜16円
ハイブリッド式 約280〜700W 約9〜22円 一年中

ここを間違えると、同じ使い方でも電気代が普通に倍近く変わります。ただ、さきほどの月間計算でわかるように、長く使うほど差は積み上がります。毎日長時間使うなら、本体が少し高くても、電気代の安い方式を選んだほうがトータルで安くなることもあります

夏はコンプレッサー式が安い理由

仕組みはエアコンとほぼ同じで、空気を冷やして水分を取ります。だから気温が高いほど効率がよく、梅雨から夏はとても得意です。多くの家庭で、部屋干しはこれ1台で回せます(部屋の広さによりますが、できるだけ狭い空間のほうが効きます)。しかもヒーターを使わないので、部屋が暑くなりにくいのも地味に助かります。

弱点は冬です。気温が低いと一気に効きが落ちます。あとは少し重くて、運転音もやや大きめです。寝室で使うなら、運転音の数値も見ておくと安心です。

デシカント式は冬向き(でも電気は食う)

こちらはヒーターで湿気を飛ばすタイプです。気温に関係なく動くので、冬の結露やカビ対策にはかなり強い。ここは意外と重要なポイントです。軽くて静かなモデルが多いのもメリットです。

ただし、ヒーターを使うぶん電気代は高めです。同じ時間動かすと、コンプレッサー式のほぼ倍になることもあります。あと夏に使うと、普通に部屋が暑くなります。これは結構つらいです。とはいえ、湿度が下がると体感温度も下がるので、使った人なら分かる「ジメッとしない涼しさ」はあります。

ハイブリッド式は全部入り

夏はコンプレッサー、冬はデシカントに自動で切り替えます。一年中ちゃんと使いたいなら、これが一番ラクです。その代わり、本体価格は高めで、最大消費電力もそれなりです。

つけっぱなしにするといくら?リアルな目安

一番気になるところですよね。さて、また計算の時間です。例えば200Wくらいのコンプレッサー式だと、こうなります。

  • 8時間:約50円/日
  • 24時間:約149円/日
  • 梅雨に毎日8時間:約1,500円/月

24時間つけっぱなしでも、1か月でだいたい4,500円前後。「思ったよりいかないな」と感じる人が多いラインです。逆にデシカント式(400W)だと、8時間で約100円くらい。ここで「方式の差」がしっかり効いてきます。

方式別に「24時間つけっぱなし×1か月」でそろえると、差がはっきりします。

方式 平均的な消費電力 24時間つけっぱなし×1か月
コンプレッサー式 約200W 約4,500円
デシカント式 約400W 約8,900円
ハイブリッド式 夏約200W/冬約500W 約4,500〜11,200円

※目安です。契約プラン・使い方(風量・パワー等)・機種の性能で変わります(31円/kWhで計算)。

ちなみに、つけっぱなし自体はまったく問題ありません。湿度センサー付きなら勝手に強弱を調整してくれるので、手動でつけたり消したりするより効率がいいこともあります。

いま価格をチェックしたいモデル

※価格は2026年6月23日時点の当サイト計測値。カードを押すと除湿機ランキングの該当モデルへ移動します。

エアコンのドライとどっちが安い?

よく迷うポイントですが、答えは「目的次第」です。

  • 部屋全体を快適にしたい → エアコンのドライ
  • 洗濯物をピンポイントで乾かしたい → 除湿機

こんなふうに使い分けるのが、一番ムダがありません。除湿機は「狙って使える」のが強みで、脱衣所やクローゼットでも使えるのは大きいです。

電気代を抑えるちょっとしたコツ

シンプルですが、効きます。

  • 部屋を締め切る(これが一番重要)
  • サーキュレーターを併用する
  • 必要な時間だけ回す
  • タンクは大きめを選ぶ

いろいろ試して、結局みんなが行き着くのは 「締め切る」 です。乾いた空気を逃さない、湿った空気を入れない。クーラーと考え方は同じですね。

いま価格をチェックしたいモデル

※価格は2026年6月23日時点の当サイト計測値。カードを押すと除湿機ランキングの該当モデルへ移動します。

どれを選べばいい?

迷ったら、これでOKです。

  • 夏メイン → コンプレッサー式
  • 冬メイン → デシカント式
  • 年中使う → ハイブリッド式

まず「いつ使うか」を決めると、だいたい外しません。あとは消費電力・タンク容量・運転音を見つつ、いまの価格をチェックすればOKです。正直、電気代を数百円気にするより、本体を安く買えるかどうかのほうが差は大きいので、ここは意外と重要です。あと、タンクは欲を言えば大きめが良いです。特に2階などで水を捨てに行くのが面倒な場合は、地味に効いてきますよ。

さて、いろいろ説明しておいて、毎回「いつ買うのがおすすめ」と言っている身で恐縮なのですが……結局、買いたくなったときが買い時だと思っています。ただ、同じ買うなら底値で。だからこそ、価格だけは見ておくと後悔しません。そこは毎日計測している私に任せてください。タイムイズマネー、ですからね。